アニコム先進医療研究所株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社⻑ 河本光祐)は、株式会社RABO(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 伊豫愉芸子)との共同研究を開始しました。
アニコムの持つ傷病データ・遺伝子検査データ・腸内フローラ測定データと、株式会社RABOが提供する『Catlog(キャトログ)』により収集された猫の行動データを組み合わせることで、傷病と行動の関係性について共同研究を行います。本取り組みにより、猫の行動からケガや病気を予測する技術の開発など、身近な生活に基づいた傷病の予防に繋げることを目指します。
Catlogは、飼い主のかわりに猫を見守る“次世代”の首輪です。
この首輪を装着した猫の活動データを24時間記録し、バイオロギング解析技術および機械学習を用いることで「歩く」「走る」などの運動や、「睡眠」「休息」「ごはん」などの行動に分類します。専用のアプリで、猫の行動をいつでもどこでもスマートフォンで見ることができます。
■腎不全を持つ猫の行動特性の検出
健常猫と、腎不全に罹患する猫の行動特性を比較し、腎不全の兆候が行動等から検出できるかについて調査を行います。猫は腎不全にかかりやすく、12歳以上の猫では、10%以上がこの病気に罹患しています(※)。また、生涯にわたって完治することはなく、多くの猫が腎不全で苦しんでいます。日々の行動データから病気の予兆を検知することができれば、腎不全の早期発見等に繋げられる可能性があります。
他にも、糖尿病、関節炎、膀胱炎、甲状腺疾患など、猫に多い病気についても順次研究を行う予定です。
(※)アニコム ホールディングス株式会社「家庭どうぶつ白書2014」調べ
■腸内フローラと運動量の相関関係に関する調査
猫の運動量が、近年ペットでも注目を集めている腸内フローラにどのように影響するかを調査します。アニコム先進医療研究所株式会社では、これまで数万件のペットの腸内フローラ測定を行っており、疾患と腸内フローラの関連についての研究も進めています。これらの膨大なデータと運動量のデータの関係性を調査することで、より精度の高い予防法の開発や、猫との暮らしをもっと楽しくする新サービスの開発等を目指します。
本共同研究発表を記念し、猫の飼い主向けキャンペーンをインスタグラムで開始します。
躍動感あふれる猫の写真や動画を撮影し、「#躍動猫でCatlogゲット」のハッシュタグをつけて投稿してください。アニコム公式アカウントにリポストされた中から、最も「いいね」が多かった3名様に、Catlogをプレゼントします。