アニコム 先進医療研究所株式会社

ニュースリリース・トピックス

2025年4月4日

セルソースが動物再生医療で保有する特許出願をアニコム先進医療研究所が取得

アニコム先進医療研究所株式会社(代表取締役社長 堀江 亮、以下 アニコム先進医療研究所)は、この度、動物再生医療の領域において、保有するイヌ血小板由来成長因子(cPGF)療法に関する特許出願の持分を、セルソース株式会社(代表取締役社長CEO 澤田 貴司、以下 セルソース社)から取得することとなりましたのでお知らせいたします。

cPGF療法は、ドナーとなるイヌの血液から作製されたPRP(多血小板血漿)に対して無細胞化およびフリーズドライ処理を施したもので、局所投与により組織修復や疼痛軽減などの効果が期待されています。セルソース社は、2023年9月にアニコム先進医療研究所とアニコム損害保険株式会社および全国の動物病院で構成される動物再生医療技術研究組合(PARM)に加盟し、獣医療での再生医療のエビデンスの構築と製造技術に関わる研究を進めてきました。また2024年4月から、アニコム先進医療研究所の運営するアニコムどうぶつ病院グループの各動物病院において、cPGF療法が提供されています。

イヌをはじめとするコンパニオンアニマルの寿命は年々延びており、それにともない獣医療への需要や期待は今後さらに高まると予想されます。獣医療において治療ニーズの高い疾患の治療に本技術をより幅広く活用するとともに、当社グループ事業とのシナジー効果を最大限に発揮していくことを目的として、今回の持分取得に至りました。

  1. アニコム ホールディングス株式会社「アニコム 家庭どうぶつ白書 2023」
    https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202312.pdf

今後も当社では、再生医療の普及をはじめとするさまざまな獣医療の発展に資する取り組みを通じて、どうぶつの健康寿命延伸と福祉向上を目指してまいります。